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「安全ゾーン」を意識した家づくり

2020-03-19

こんにちは、BREEMHOMEの鬼頭です!(^^)!  

  「地震の時、家の中にいるのと外に逃げるのとではどちらの方が安全なのか?」この質問に対しては、一概にどちらが安全とは言えません。

なぜなら、同じ家でも古い家は、最近の建築基準で建てられた家と比べると、建物倒壊のリスクが高いです。しかし、慌てて外に飛び出ると、地震の揺れで、出入り口の上の瓦や壁、ガラスなどが落ちてきたりして、怪我をする恐れもあるからです。

大切なことは、「家の外にいるか中にいるか」よりも、自分自身にとっての「安全ゾーン」を確保することです。

最近の耐震基準で建てられた家は、昔と比べるとはるかに安全ですが、一概に「家の中の方が安全」と言えない理由は、屋内ではものの倒壊や飛散といったことが起こるからです。

地震時の、屋内での怪我の原因の多くが、家具の転倒や収納物の落下・飛散といったものです。これだけで怪我の原因の50%近くになり、さらにガラスの割れ・飛散を加えると75%にもなります。

例えば、食器棚などは扉が開いて中の食器類が散乱し、テレビや電子レンジが飛んでくるといったこともあります。

さらに、直接のケガだけではなく、散乱したもののせいで避難が遅れてしまうといった2次災害もあります。

ちなみに、家屋の倒壊による怪我は、全体の3%程度に留まります。

このようなことから、地震の際に屋内で大事なことは、「安全ゾーン」を確保することです。

「安全ゾーン」とは、転倒落下物が少なく、しかも閉じ込められない場所です。

地震の最初の小さな揺れや、緊急地震速報が聞こえたらすぐに、ドアを開けるなど避難路確保した上で、この「安全ゾーン」に避難するのが、まずは大切です。

家づくりでは、家具の配置なども含め、「安全ゾーン」を意識した間取り・プランづくりが重要です。

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